2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ自殺が減らない? 命の重さ、盲亀浮木の譬え

こんにちは、木村耕一です。 「人間の命は地球より重い」といわれます。 それなのに、なぜ、自殺が減らないのでしょうか。 ある時、お釈迦さまが、阿難という弟子に、 「そなたは人間に生まれたことを、どのように思っているか」 と尋ねられました。 「大変…

失敗しても、信用を得たリンカーン

こんにちは、木村耕一です。 ミスを犯したり、人に迷惑をかけたら、まず、何をすべきでしょうか。 20歳過ぎのリンカーンは、失敗しても信用を得た、というエピソードを紹介しましょう。 「しまった!」 ある商店で働いていたリンカーンが叫んだ。 1日の売上金…

ディズニーランド、涙のお子様ランチ

こんにちは、木村耕一です。 人間関係が、ぎくしゃくすることが、ありませんか。 しかし、ちょっとした配慮や、ほんの一言があれば、うまくいったケースが多いのではないでしょうか。 ある日、東京ディズニーランドに若い夫婦が訪れ、レストランで「お子様ラ…

迷信(15)竜馬、日本最初の新婚旅行へ

こんにちは、木村耕一です。 日本で最初に新婚旅行をしたのは、坂本竜馬でした。 竜馬が負傷して、薩摩藩邸にかくまわれた時、献身的に看病した女性がいました。「おりょう」です。 2人の愛は、けがを縁として深まりました。 西郷隆盛が仲人となって結婚し、…

迷信(14)平清盛、神輿に矢を射る

こんにちは、木村耕一です。 この世で、自分の思い通りにならないのは、 「賀茂川の水、双六の賽、山法師」 の3つだと嘆いたのは、平安時代の白河法皇です。 自然現象やサイコロの目が自由にならないのは分かりますが、なぜ、「山法師」なのでしょうか。 「…

迷信(13)秀吉、「非常な悪日」に出陣し大勝利

こんにちは、木村耕一です。 天下をとった秀吉には、迷信を笑い飛ばす力がありました。 「織田信長が、明智光秀に殺された」という情報をキャッチした秀吉は、全速力で、備中(岡山)から姫路城へ引き返します。 有名な「中国大返し」とは、この時のことをい…

迷信(12)孔明、人命を救った饅頭

こんにちは、木村耕一です。 饅頭(まんじゅう)を、最初に作ったのは、孔明だった……。 吉川英治の『三国志』には、そんな伝説が紹介されています。 蜀の大軍が、南方の国々を制圧し、都へ帰還する途中、大河に行きあたった。 そこで孔明は、この大河に、恐…

迷信(11)坂本竜馬「神の正体とは、こんなものだ」

こんにちは、木村耕一です。 坂本竜馬が、18歳の時に、迷信を退治したエピソードが残っています。 土佐の城下のはずれに、念力で神を呼び出し、病気を治すという修験者がいた。 藩主の息子までが、その神を信じ、迷うようになったので、たちまち国内に流行し…

迷信(10)イソップ、神に祈願しても幸せは来ない

こんにちは、木村耕一です。 幸せは、神に祈っても得られません。 2500年前の「イソップ物語」は、次のように戒めています。 ◎私のせいにするつもりか 幸せになりたいと、家に祭壇を築き、神に祈願している男がいた。 その熱心さは祭壇の供物に表れている。 …

迷信(9)イソップ、「福の神」は、ニセモノ

こんにちは、木村耕一です。 今から、2500年前、ギリシャで生まれた「イソップ物語」の中から、「迷信を見破るヒント」を紹介しましょう。 ◎売れない「商売繁盛の神」 ある男が、神像を木で彫って、市場へ売りに行った。 ところが、誰も買ってくれない。 そ…

迷信(8)イソップ、占いに一喜一憂するのは、愚かなこと

こんにちは、木村耕一です。 「イソップ物語」には、まっすぐに生きるヒントが、あふれています。 作者は、ギリシャのイソップ、約2500年前の人物です。 人生の断面を鋭く、ユーモラスに切り取ったイソップの話は、聞く者の心をとらえました。 人から人へ語…

迷信(7)朝倉孝景、吉日を選ぶのは無駄、無意味

こんにちは、木村耕一です。 日の吉凶や善悪を問題にすることが、いかにバカげた迷信であるか、家訓に明記した戦国大名がいます。 越前(福井)の朝倉孝景です。 有名な、17ヵ条からなる『朝倉孝景条々』の中に、次のように記されています。 「合戦に際し、…

迷信(6)家康は、方位・日の善悪を、笑って無視した

こんにちは、木村耕一です。 不幸が続くと、たわいもない迷信が気になったりします。 「玄関の方角が悪い」 と言われ、大金をはたいて、自宅を改築する人まである始末。 他人の不安をあおる輩は、許せませんね。 「日の善悪や、縁起など、気にするな!」 と言…

迷信(5)赤ん坊の命を救った上杉鷹山

こんにちは、木村耕一です。 迷信は、時として、人の命をも奪います。 双子の赤ちゃんの命を救った、上杉鷹山(うえすぎようざん)のエピソードを紹介しましょう。 ある村に、双子の女の子が生まれた。 昔から、同性の双子が育つと両親へたたりをもたらすと…

迷信(4)厄年はデタラメ、上杉鷹山の改革

こんにちは、木村耕一です。 「厄年」を気にしている人は、案外、多いのではないでしょうか。 江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山(うえすぎようざん)が、 「厄年は、何の根拠もないデタラメ」 と言ったエピソードを『まっすぐな生き方』に掲載したところ、読者…

迷信(3)『徒然草』にみる「日の善悪」「縁起」

こんにちは、木村耕一です。 『徒然草』といえば、吉田兼好が自由気ままに書いたエッセー集として有名です。 日本人に、最も読まれている古典ではないでしょうか。 江戸時代に大ブームを巻き起こし、今日まで「人生の教科書」として幅広く愛読されてきました…

迷信(2)鳩を撃った武田信玄

こんにちは、木村耕一です。 迷信を嫌った武田信玄は、 「縁起をかつぐ心は、戦う前から負けている」 とまで言っています。 戦国の名将・武田信玄は、甲斐を本拠とし、信濃制圧を目指していた。 全軍が、まさに出陣しようとしていた時である。一羽の鳩が飛来…

迷信(1)吉日、凶日、武田信玄の戦法

こんにちは、木村耕一です。 手帳やカレンダーを買う時には、日付欄に、「大安」「仏滅」などが記入されていないものを探します。 しかし、なかなか見つかりません。 それだけ、日の善悪を気にしている人が、多いのですね。 岐阜県の74歳の女性の方から、こ…

中学生からのハガキ、「親への感謝」「生きる意味」

こんにちは、木村耕一です。 中学生から、『まっすぐな生き方』の感想が届きました。 2枚のハガキを、紹介しましょう。 「父母の恩は、山よりも高く、海よりも深い」 という言葉に、親に対する感謝の気持ち、恩を再確認し、これからの生活で、いつも思い返し…

TBS「生島ヒロシのおはよう一直線」で、『まっすぐな生き方』紹介

こんにちは、木村耕一です。 6月1日早朝、TBSラジオ、「生島ヒロシのおはよう一直線」で、またまた、『まっすぐな生き方』が紹介されました。 生島さん、ありがとうございます。 今回は、イギリスの文豪、サマセット・モームのエピソードでした。 モームは、…

大仕事を成し遂げる秘訣、竜馬に学ぶ

こんにちは、木村耕一です。 ゆらゆらと、方針も態度もブレていた鳩山首相が、ついに辞任! 情けない、と笑いたくなりますが、この事件は、私たちに、大きな教訓を与えてくれました。 約束を破り、信用をなくすと、どうなるのか。 見通しの甘いことを言って、…

生きるのに、つらい時代を、竜馬は駆け抜けた

こんにちは、木村耕一です。 坂本竜馬の魅力は、目的に向かって、突き進む姿にあります。 私が初めて竜馬を知ったのは、子供のころに読んだコミック『巨人の星』でした。(原作:梶原一騎) 正確なセリフは覚えていませんが、竜馬が、 「死ぬときは、たとえ…