大仕事を成し遂げる秘訣、竜馬に学ぶ



こんにちは、木村耕一です。

ゆらゆらと、方針も態度もブレていた鳩山首相が、ついに辞任!
情けない、と笑いたくなりますが、この事件は、私たちに、大きな教訓を与えてくれました。

約束を破り、信用をなくすと、どうなるのか。
見通しの甘いことを言って、人を裏切ると、どんな結果が引き起こるのか。
因果応報です。
いかなる地位や名誉も、崩壊してしまうのです。
自分のまいたタネは、自分が刈り取らねばなりません。





幕末に活躍した坂本竜馬が、今も人気なのは、自分のためでも、土佐藩のためでもなく、日本のために、死力を尽くしたからです。
『まっすぐな生き方』に、詳しく掲載しましたが、
「日本を今一度せんたくいたし申候」
と決意し、全力で走っています。

たとえ大勢に逆らっても、
「正義を唱えたために孤立するのは、男子の本懐だ」
と、信じる道を突き進みました。

幕府を打倒した後のこと。
新政府人事に、竜馬の名前がありませんでした。
閣僚の筆頭に位置しても、おかしくないのに、竜馬は断ったのです。

「おれは日本を生まれかわらせたかっただけで、生まれかわった日本で栄達するつもりはない」
 (司馬遼太郎竜馬がゆく』より)



かっこいいですね。
大仕事を成し遂げる者の秘訣を、司馬遼太郎は、次のように記しています。

「私心を去って自分をむなしくしておかなければ人は集まらない。
 人が集まることによって智恵と力が持ち寄られてくる。
 仕事をする人間というものの条件のひとつなのであろう」
  (『竜馬がゆく』あとがき)


私心のない姿勢が、信用を生む!
日本の政治家に、訴えたいですね。


まっすぐな生き方
木村耕一著
定価 1,575円(税込)
(本体1,500円)
四六判上製 296ページ
ISBN978-4-925253-41-3
1万年堂出版発行
http://www.10000nen.com/book/massugu/massugu.htm