こんにちは、木村耕一です。
ちょっとしたことで、ぶつかったり、言い争ったり、ケンカになったり……。人間関係は、難しいですね。
イソップ物語には、次のような話があります。
夏の暑い日、喉がカラカラに渇いたライオンとイノシシが、小さな泉にやってきた。
ところが、どちらが先に水を飲むかで、ケンカになってしまった。
互いに、プライドをかけて譲らず、殺し合うほどの格闘に発展する。
戦いの合間に、ふと、後ろを振り向くと、なんとハゲタカが集まっているではないか。
どちらか倒れたほうを食べようと待ち構えているのだった。
そこでライオンとイノシシは、考え方を変えた。
「俺たち、ハゲタカの餌食になるくらいなら、仲良くしたほうがいいぜ」
(『こころの道』より)
考え方を、ちょっと変えるだけで、小さな泉でも、互いに喉をうるおすことができるのです。
怒りや愚痴の心がしずまらない時は、ちょっと一休みして、物の見方を変える工夫をしてみてはどうでしょうか。
つまらないことで、エネルギーを消耗したくないですね。
こころの道
木村耕一編著
定価 1,575円(税込)
(本体1,500円)
四六判上製 296ページ
ISBN4-925253-14-X
http://www.10000nen.com/?p=595
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