母の姿が、いつまでも頭に浮かびます(木村耕一『親のこころ』の感想)

 6月に母を亡くしました。
『思いやりのこころ』を購入してすぐに『親のこころ』が読みたく、早速注文しました。
昔も今も、子を思う親心は変わらなく、私も3人の子供をもってますが、常に心配がたえません。
本文の中に背を縮め「足を引きずりながらの手料理」を読んで、母と重なってしまいました。
蒸しまんじゅう、煮しめが得意だった母は、私たちが帰るのを待つように、いつも作っていてくれました。
もう二度と食べることはできませんし、味も思い出すことはできません。
ただその姿が、いつまでも頭に浮かびます。
すばらしい本をありがとうございました。
(宮崎県 51歳・女性からのお便り)