木村耕一編著『親のこころ』体験談編の主な内容

  • 死の淵に立つ母の手が伸び、
    付き添って寝る私の掛け布団を力なく引き上げてくれた
    (愛知県 54歳・女性)

  • 「お母さんだって熱があるのに……」
    (東京都 28歳・女性)

  • 背もだんだん縮み、足を引きずりながら手料理を作ってくれる
    (東京都 44歳・女性)

  • うれしかった、ランドセルの鈴
    (埼玉県 16歳・女子)

  • 車が心配だからと、高齢の母は、
    50歳を過ぎた私の手を握り、横断歩道を渡る
    (長野県 81歳・女性)

  • 「この子を産んだら、あなたは100パーセント死にます。
    いいのですか……」
    徳島県 30歳・女性)

  • 親は、子供が「ただいま」と家に帰ってくるまで心配なんだ
    (愛知県 29歳・女性)

  • 子供の命と引き換えに逝った妻の最後の言葉は、
    3人の子供を「よろしくお願いしますね」
    (神奈川県 44歳・男性)

  • 「せめて子供だけでも人並みにお腹いっぱい食べさせてやろう」。
    短い生を終えた母の心のうちが、悲しいほど分かる年になった
    (愛知県 60歳・男性)

  • 「結婚資金として、お母さんが毎月少しずつ振り込んでるんだよ。
    今、これだけあるから。心配しなくても、大丈夫。ね」
    (長野県 22歳・女性)

  • 顔半分の赤あざは、「家を売ってでも、必ず治療を受けさせてやる」
    静岡県 42歳・女性)

  • 忘れられない、父とのドライブ
    (北海道 31歳・女性)

  • 「母さん、おまえが死んでからでないと、死ねない」
    (北海道 76歳・女性)

  • あなたが何歳になろうとも、私の子供!
    (栃木県 13歳・女子)

  • 「もう死んだほうがましだ」。母を苦しめてしまったあの一言
    茨城県 32歳・女性)

  • 「お母さんは、受験勉強はできんけど、応援してやれる」
    (宮崎県 17歳・女子)

  • 母は医者に言った。「私も一緒に死ぬ」と
    大阪府 20歳・女性)

  • 母の涙を初めて見た日、どれだけ愛されているかを知りました
    兵庫県 14歳・女子)

  • 母は、内職でためたお金でかわいいワンピースを2着も
    買ってくれたが、私は「気に入らない。こんなの着ない」と……
    (愛知県 35歳・女性)

  • 自分は独りじゃないんだ。父母の電話でほっとする
    岐阜県 34歳・男性)

  • 夫婦ふたり、話題はいつも子供のこと
    広島県 79歳・男性)

  • 遠い息子との電話が、いとおしくて
    愛媛県 55歳・女性)