木村耕一編著『親のこころ』エピソード編の内容その2


  1. 吉田松陰の母
    「親思う心にまさる親心……」。
    松陰は処刑される1週間前にこの歌を詠み、
    母は、松陰の死刑の時刻に、息子の夢を見た

  2. ファラデー
    母親の涙には、化学では分析できない深い愛情がある

  3. 鴨長明方丈記
    飢饉の時には、子供よりも必ず親が先に死ぬ。
    ようやく手に入れた食べ物は、愛する子供に譲ってしまうからだ

  4. 山上憶良
    世界中の財宝を集めても、わが子に勝る宝はない

  5. 防人
    自分を殺そうとする息子のために、母は天を仰ぎ、
    涙を流して哀願した。 息子の罪を許してください、と

  6. 竹取物語
    親心は、千年前も今も変わらない

  7. 又八の母・お杉
    子供のことを思うと、闇夜の道に迷うように思い迷ってしまう

  8. ドラえもん
    のび太は、タイムマシンで自分の誕生日に。
    そこで両親の愛情を知る

  9. 岸壁の母
    「もしかしたら……」。母は、岸壁で帰らぬわが子を待ち続けた

  10. 古典落語寿限無
    なにかこう……死なねえ保険付きというような、
    すてきな名まえをお頼み申します

  11. 大岡越前守忠相の判決
    本当の母親はどちらか

  12. 豊臣秀吉、最後の願い
    「秀頼を頼む」。息子のためならば、恥も外聞もない

  13. 黒澤明の映画「生きる」
    親が末期ガンで苦しんでいるのに、子供は気づいてくれない。
    耐え切れず、布団にもぐり込んで泣いた……

  14. 法然上人の父
    決して犯人を恨んではならない。
    私が非業の死を遂げるのは、因果応報なのだ

  15. 孟子の母
    ここは、わが子を育てるのに、ふさわしい所ではない

  16. 源氏物語
    子供のことで心配事が起きると、何も手につかなくなり、分別さえも失う

  17. 吉川英治「胸に住む母」
    親にとって、子供は幾つになっても子供