こんにちは、木村耕一です。
「もうだめだ」とか「どうせ、これ以上は無理だ」と、あきらめてしまうことはありませんか。
それでは、カラスよりもお粗末……。
イソップは、次のような例えで教えています。
喉の渇いたカラスが、水が半分くらい入ったビンを見つけた。
しかし、くちばしが水まで届かない。
ビンを倒して、中からこぼれる水を飲もうと、何度も体当たりするが、かなわなかった。
普通は、ここであきらめる。
だが、カラスは、考えた。
小石をくわえてきて、次々にビンの中に入れ始めたのである。
石が入った分だけ、次第に、水面が上がってくる。
こうしてカラスは、目的を達して、水を飲むことができたのであった。
(『こころの朝』より)
あきらめるのは、楽です。
そのかわり、目的を達成する可能性は、ゼロになります。
限りなくゼロに近いと思っても、なんとか、なんとかと、前向きに考えているうちに、いい智恵が浮かぶことがあります。
前向きな種まきを続ければ、いつかきっと、芽が出るはずです。
しかし、それは時間がかかるので、なかなか辛抱できません。
そこを頑張って、黙々と、種をまいた人が、成功を手にするという法則は、
2500年前のイソップの時代も、現代も、変わらないようです。
こころの朝
木村耕一編著
定価 1,575円(税込)
(本体1,500円)
四六判上製 296ページ
ISBN4-925253-18-2
http://www.10000nen.com/?p=592
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キングペンギンとそのヒナです。タワシみたいで、とてもヒナには見えませんね……。