徒然草の教訓「決意したことは、すぐに実行すべきである」



こんにちは、木村耕一です。


決意したことを、いつ実行すべきか、迷うことはありませんか。
徒然草』は、そんな弱気を、叱っています。

人は生まれたからには、次第に老い、病にかかり、死んでいく。
しかも、この生・老・病・死の変化は、激しく流れる川の水のように、しばらくも停滞することなく、どんどんわが身に迫ってくる。
いつ死に直面するか分からないのだ。
だからこそ、この人生において、必ず成し遂げようと決意したことは、タイミングなど問題にせず、すぐに実行すべきである。
世間の習わしや周囲の事情を考えて、ためらったり、足踏みしたりしてはならない。
(第155段)



私達は、5年後、10年後までも「命」がある、という大前提で行動しています。
しかし、これほど、あてにならないものはありません。
徒然草』が、ズバリ指摘しているように、明日まで生きておれる保証は、どこにもないのです。


だからこそ、「これ一つ成し遂げたい」という「人生の目的」を早く見つけ、断固、突き進むべきなのです。
この人生に、悔いを残さないために!