徒然草の教訓「地位、名誉、高位高官を望むのは、バカげたこと」



こんにちは、木村耕一です。


身分の高い人、地位のある人は、イコール優れた人、といえるのでしょうか。
徒然草』は、次のように、斬り捨てています。

地位や身分の高い人が、必ずしも優秀な人だといえるだろうか。
そうとは言い切れない。
愚かで、つまらない人でも門閥の家に生まれ、幸運に巡り合えば、高い地位に昇り、贅沢の限りを尽くすことがある。
反対に、非常に優れている人が、自ら低い地位にとどまり、そのまま終わってしまった例もたくさんある。
このように考えると、地位、名誉、高位高官を望むのは、バカげたことである。
(第38段)



鋭いですね。
人間の生き方、人生の目的を考えるときに、深く受け止めるべきアドバイスだと思います。