こんにちは、木村耕一です。
「親孝行」と聞くと、なかなかできいない……、という思いがこみ上げてくる人が多いのではないでしょうか。
そんな人に、具体的なアドバイスを与えてくれるのが、江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山(うえすぎ ようざん)です。
鷹山は、孫娘が結婚するときに、手紙を送って、次のように諭しています。
「父母の恩は、山よりも高く、海よりも深いものです。
この恩徳に報いることは到底できませんが、せめてその万分の一だけでもと、心の及ぶだけ、力の届くだけを尽くし、努めることを孝行というのです。
その方法にはいろいろありますが、結局は、この世に生んでくださったご恩を常に忘れず、父母をいたわり、大切にしようとする心が、最も重要なのです。
誠心誠意、この心掛けで接するならば、多少の行き違いや落ち度があっても、必ず心が通じるものです」
特別なことをするのではない、親に心をかけていくことが大切なのだ、と教えています。
アメリカのケネディ大統領が、
「日本で最も尊敬する政治家は誰ですか」
と聞かれた時に、
「上杉鷹山」
と答えたといわれていますが、さすが、名君の言葉は、深いですね。
新装版 親のこころ
木村耕一編著
定価 980円(税込)
(本体933円)
四六判 192ページ
978-4-925253-51-2
http://www.10000nen.com/?p=2260
きれいな浜辺をクリック、お願いします。