木村耕一編著『こころの朝』目次その3

第2章 大人のための「イソップ寓話

  • 恩を仇で返す者は、必ず破滅する
    ブドウの葉を食べたシカ
  • 調子のいい時が、いちばん危ない
    ライオンに挑んだ蚊
  • 自分の行為が、どういう結果を引き起こすのか、よく考えてから行動せよ
    井戸へ飛び込んだヤギ
  • 困っている人があれば、親切にしてあげよう
    池に落ちたアリ
  • 名誉欲が、不幸を招くことが多い。しかも死ぬまで捨て切れない
    ネズミとイタチの戦争
  • 悪意を持っている者には、何を言っても通用しない
    オオカミに狙われた子ヒツジ
  • 心の影におびえず、しっかりと前を見て進みたい
    うろたえたライオン
  • 使わないお金なら石と同じ
    金塊を盗まれた男
  • 苦しみの原因を見誤ると、何の解決にもならない
    夜明けを告げるニワトリ
  • 人の悪口を真に受けて、仲間や友を疑ってはならない
    三頭のウシを食べたライオン
  • 逆境の時こそ、落ち着いて物事の判断を
    「福の神はいらんかね」
  • 恋の炎は、理性を焼き尽くす
    娘に恋したライオン
  • 金持ちや地位のある人が、幸せとは限らない
    ウマをうらやんだロバ
  • 人間の欲には限りがない
    金の卵を産むニワトリ
  • 自慢話は、人を不快にさせたり、傷つけたりする
    ツルの反撃を受けたクジャク
  • 一時の栄華に誇って、人を見下げてはならない
    ロバをののしったウマの末路
  • 時の流れが、困難を解決してくれることが多い
    腹のふくれたキツネ
  • 知らないことを、知らないと言うのは、恥ではない
    ワシとカタツムリ
  • 人には向き、不向きがある。
    同じことができないと嘆くよりも、得意な分野を伸ばすほうがいい
    小イヌのまねをしたロバ
  • 「感謝の心を持つ」ことが、いかに大切か
    ワシに助けられた男
  • 相互の役割、立場を尊重し、協力していかねばならない
    腹と、手足などの争い
  • 不幸や災難に遭った時に、離れていく友は、本当の友ではない
    突然、現れたクマ
  • 何事も、簡単にあきらめてはならない。知恵を巡らせば、結果は大きく変わる
    喉の渇いたカラス
  • 危険は不意にやってくる。普段からの備えが大切
    牙を研ぐイノシシ
  • 過ぎたことを、いつまでも嘆かず、今、ここから、やり直せばいいじゃないか
    波を数える男