NHK「ゲゲゲの女房」、夫婦で困難を乗り切る姿が人気を呼ぶ



こんにちは、木村耕一です。


「ありがとう……」の歌声で始まる、「ゲゲゲの女房」の人気が高まっています。
NHKの朝の連続テレビ小説としては、久しぶりに視聴率が20%を超えているのです。


戦争で負傷し、片腕を失った村井茂が、妻とともに、様々な困難を乗り越えて、売れっ子マンガ家に成長していく物語です。
(『ゲゲゲの鬼太郎』で有名なマンガ家・水木しげるさんと妻の武良布枝さんがモデル)


「ヒロインが専業主婦、しかも、貧しい中にあっても明るく家庭を支える姿が共感を呼んでいる」
と新聞等に批評されています。なるほど、そのように寄り添ってくれる妻があれば幸せだろうな……と、うらやましく思った次第。


しかし、それ以上に、水木しげるが、自分が決めた道を、断固、突き進んでいく姿に引きつけられます。
描いても、描いても、出版社が原稿を買ってくれない。
たとえ出版できても、本が売れない。
だから、貧しくて食べる米さえない、子供にも好きなものを買ってやれない。
それでも、10年も、20年も、ひたすらマンガを描き続ける……。


9月2日、今朝のドラマで、次のセリフが、いちばん、印象に残りました。


「売れない時代に、積み重ねた努力が、水木しげるを作ったのです」