「東大阪市に、幕末生まれの149歳」。しかし、行方不明……



こんにちは、木村耕一です。


毎日新聞に、
「戸籍に、幕末生まれの149歳」
の見出しが躍っていました。(8月25日朝刊)
東大阪市のニュースです。


これはすごい。
生まれたのは、文久元年(1861)。桜田門外で、大老井伊直弼が、水戸浪士に暗殺された翌年です。
坂本竜馬が活躍した時代から、今日までを知る長老が、見つかったのだ!」と思いきや、戸籍上「生存」になっているだけで、実在しないとか。
この人だけではありません。
東大阪市では、戸籍上、120歳以上は、228人も生きていることになっています。


本当は何歳で亡くなった人たちかは、分かりません。
ただ、ハッキリしているのは、その人が死んでも、誰も役所に届け出をしなかった、ということです。
きっと、孤独な「死」だったのでしょうね。


最近、「100以上の高齢者が、数多く行方不明」と、よく報道されますが、家族に見捨てられて、淋しい最期を迎えた人が、どれだけあるかわかりません。


はたして、長生きするのがいいのか。
人間にとって、何が幸福なのか。
なぜ生きるのか。
深く考えずにはおれません。