『思いやりのこころ』の読者の感想をご紹介します。

古きよき日本の心

 思いやりの心を貫いた人たちの言動は、いつの時代も美しい。
「自分さえよければ」「みんなもやっているから」と、流されている社会、日々にこそ、ページを繰りたい1冊です。
 特に『徒然草』で教えられる思いやりのマナーには、古きよき日本の心を感じました。
大阪府 35歳・女性・会社員)



人間味のあふれた社会に

 今、まさに、何が「思いやり」か分からない人が多いように思います。
 終戦から昭和30年代までは、思いやりの心は当たり前、いや、それどころかあまりに自然で、気づくことさえない感じで浸透していました。
 その後は除々にその希薄さが拡大しつつあるように思えてなりません。少子化、鍵っ子、相手を倒すテレビゲーム等を見ていると、思いやりって誰が教えるのだろうと考えます。
 この本に接し、先人の知恵、行動力に全ての人が目を向け、思いやりの心を取り戻して、明るく、過ごしやすく、人間味のあふれた社会にしていきたいものです。
三重県 60歳・男性)